【ちい株】米国株と日本株

ちいかわ大好き米国株投資のちいかぶです。

【相場見通し】2月5日~9日

・2月5日~9日の見通し

 

米国市場

先週は、マイクロソフトやグーグル、AMDの決算発表を受けて期待先行の株高が一旦、調整をしました。その後、FOMCにおいて、PCEが市場予想の3%を下回りインフレが鈍化し、GDPが予想を上回る堅調さを示すなど利上げ局面から中立局面に入ったとみられるなか、パウエル議長は3月の利上げを否定しました。それにも関わらず、メタやアマゾンなどの大手ハイテク銘柄の好決算に支えられてナスダックは上昇しました。雇用統計が市場予想を上回る強さをみせたにも関わらず。

 

来週は、この流れを引き継ぎ、株高が続くと思われます。

先行きの金利は低下すると思われるなか、直近では金利上昇する可能性が高いですが、上昇幅は限定的でしょう。足元の堅調な経済を受けて金利は上昇し、ハイテク関連関連銘柄には逆風ですが、大手ハイテク銘柄の好決算を受けて、生成AI関連への期待からナスダックは最高値を目指して上昇すると考えられます。ダウは堅調な経済を受けて株高が続くと思われますが、高金利で経済が停滞すると考えられることからナスダックに比べて弱含むと思われます。

 

この見通しのもと、ハイテク関連銘柄のロングバイアスを強める戦略でいきます。

足元では高値警戒感がありますが、ナスダックだけが直近高値を更新していないのでそれまでは上昇していくと考えます。高値更新で一旦、売り。その後、調整をしたところで再度、エントリー。上昇が止まってきたタイミングでニュートラルにしていこうと考えています。

 

日本株は、引き続き強めのロングバイアス。

根拠

①海外投資家の買い

現物では引き続き、4週連続で買い優勢。中長期の資金が継続して流入している可能性が高い。中国市場の低迷を受けた資金流入もあり、当面は資金流入が継続すると思われ、大型株優位の展開が続く。現物での買い越しが続く間はロングバイアスを強める最大の根拠とする。

 

②米経済のソフトランディング

米経済が底堅く、景気後退がこない。そうなると米経済が崩れない。生成AIバブルの危険もあるが、大手ハイテクの決算を見る限り、まだその可能性は低い。米経済が堅調であるうちは、米株は崩れない。となると米株高を受けた日本株上昇。

 

③為替が円安水準維持。

日本の金融政策修正が意識され、JGB金利が上がって日米金利差が縮小するよりも、米金利が低下して日米金利差が縮小する方がインパクトはでかい。米金利は当面、急落しそうにない。あるとしたら米不動産関連や地銀株の影響。足元ではそこまで拡大していない。となると日本の金利が多少上昇しても米金利が下がらないことで為替は円安水準で推移すると見込まれる。

 

日本株の好決算

日本でのインフレがはじまり、デフレ脱却への期待が高まるなか、物価上昇を価格へ転嫁する値上げが進み、企業の収益を押し上げる流れが続いており、好決算への期待が高まります。足元では半導体への期待が高く決算では見通しに対する慎重姿勢もみられますが、今期は好決算が続くとみています。

 

今週は、1月23日に36,984円を付けた後、値固めが進み、過熱感は解消しています。

今週は米株高を受けて高値更新。37,000円を試す展開を想定しています。